10/3 謎解き企画クSSSS
最後まで解いてくださった皆様に、シークレットストーリーのプレゼントです!
ぜひお楽しみください!
ディオン「そろそろ肌寒い季節になってきたな……というわけで飲むぞ!」
支部長「どんな相関関係が?」
アーゴット「ロシアでは、ウォッカで身体を温めると言いますからね」
支部長「ロシアほど寒くないけどね」
ディオン「いいのか支部長、こっちには人質がいるんだぜ」
支部長「人質……?」
アン「えっと……たすけてー支部長ー。ディオンとチェインにつかまっちゃったー」
C.B.「オレたちこのままだとディオンに無理やりお酒をのまされちゃうよー」
シアン「すげえ棒読み」
アーゴット「でも、二人とも縄で柱に括りつけられていますよ」
C.B.「ぐあー」
アーゴット「ほら、すごく苦しそうです。きっと捕まるまでにひと悶着あったに違いありません」
シアン「こいつら二人が簡単に縛られるタマかよ」
ヘムロック「C.B.はともかく、アンに飲酒させるわけにはいかないな」
サポーター「ここは代わりに支部長が飲むしか……無いのでしょうか? 本当に飲まなくてはいけない……ですかね……?」
ディオン「お、なんだなんだ。サポーターはこの状況に危機感を抱かないと? 毒物男子の反乱だぜ?」
サポーター「いや、あまりに緊張感が無さ過ぎるので……あと、支部長には飲む暇があったら休んでいただきたいというか……」
ディオン「たまにはオレたちに付き合えーーーー! お前も飲むぞ!」
サポーター「僕は未成年です! というか、酒臭い! あなた既に結構酔っていますね!」
ディオン「オレがべろべろだって? そんなことないよな、チェイン?」
チェイン「ふふ、面白いねぇ」
アーゴット「こっちも良い感じで出来上がってるみたいですね」
チェイン「支部長が徹底抗戦する気なら、本当にアンに……」
アン「お酒のまされちゃうよー」
チェイン「あーんなことやこんなことしちゃうぞぉ」
ディオン「おい、チェイン。それは打ち合わせにな……」
アン「あの……」
チェイン「食べちゃいたいぐらい可愛いね♡ アン」
C.B.「はいどーーーーーん!」
チェイン「ぐはっ」
C.B.「オレのアンに手を出すやつはゆるさーーん!」
シアン「はぁ……こうなると思った」
ヘムロック「見事にC.B.の地雷を踏んだな。全く、チェインは何度同じ過ちを繰り返せば気が済むのか……」
チェイン「良いボディーブローだねぇ。びりびりくるよぉ……」
シアン「なんか言い方が気持ち悪いな」
チェイン「その蔑むみたいな視線もぞくぞくして良いね♡」
シアン「そうだった、こいつ無敵だった……」
アーゴット「何もかもを力に変えられる男ですものね……」
サポーター「そんな良いものではないですけどね」
C.B.「縄ほどいてあげるから帰るよー。ったく、こいつらのせいで窮屈な思いさせられて大変だったよねー」
アン「え、でも……約束が……」
C.B.「交渉決裂だからいーの!」
ディオン「ちょっと待て、お前には前金で半額を支払ったはず……」
支部長「聞き捨てならないなぁ。そこ二人は、またお金のやりとりやってるの? 散々注意したのに?」
ディオン「いや、これは違くて……」
支部長「違わない!」
C.B.「オレとアンはディオンから取引を持ち掛けられただけなので無実ですー」
アン「えっと……ぼくはお金受け取ってない……というかC.B.はお金受け取ってたの……?ダメだよ……」
支部長「とりあえずディオン、この後お説教ね」
ディオン「待て、なんでオレだけ!? せめてチェインも一緒に……」
チェイン「俺はお金のやり取りはしてないもーん♡」
支部長「はい、誰かに責任転嫁しない。行くよ、ディオン」
サポーター「どうせ、支部長が最近構ってくれなくて寂しいから、こんな騒ぎを起こしたんでしょう? 構ってもらえて良かったじゃないですか」
ディオン「説教はいやなんだよーーーー!」
END